病人
病室にお見舞いに行く時、私たちは確かに少し悩む。
でも結局は"マナーとしてどうなのか?ばかりを考えていた気もする。
でも大切なのは、化粧をするもしないも、まずは相手の立場になること。
化粧は確かに"身だしなみ"のひとつ、素顔では失礼にあたる場面はいくらもあるが、お見舞いばかりは、相手と同じ素の状態に身を置かないと、"どーお?"というひと言さえ届かないこともあるのだろう。
そういう真実を、その華やかで美しい女医さんから教えられたことで、私はよけいに化粧の意味を深く考えさせられた。
ふさいだ心を明るくするのも化粧だが、薄化粧すら、人を傷めつけることがあるということに。