健康アイスクリーム
西洋のデザートが東洋の発想で生まれ変わった典型の一つが、台北でも有名な「雪王」のアイスクリーム。
形も色も確かにアイスクリーム、なのだが味が違う。
品によっては全くアイスクリームの味がしないものまである。
アイスの味がしなけりゃ、じゃ何の味?
そっ、それは……。
台北の新宿と称される西門町からちょっと台北駅よりに歩いたところに、これでもか!というくらい大きな看板がうなっている。
この界隈で知らない者は絶対にいないお店、「雪王」。
看板にもデカデカと書かれてある通り民国三十六年(民国とは台湾で使う元号、西暦だと一九四七年)に開店した、伝統のあるアイスクリーム専門店。
店主の高日星さんは店頭に立つことは少なくなったが、七十四歳の今でも新商品開発は自らが行っている元気なおじいさん。
屋台でキャンディーを売っていたが添加物の多さに嫌気がさし、アイスクリームのことをもっと勉強したいと世界遊学の旅に出たほど。